【サドンアタック】メイン武器(サブマシンガン) MP5
ダメージは低いが、高速は連射性能と少ない反動、そして高い集弾性を併せ持つ
サブマシンガン。
【サドンアタック】でのMP5の性能連射 86%
ダメージ 20%
命中率 87%
反動 35%
重量 75%
装弾数 30/150
MP5は、ドイツのヘッケラー&コッホ社が
対テロ特殊部隊向けに、
G3の製造技術を用いて1960年代に開発した
サブマシンガン。
ドイツ語では
Maschinenpistole5、この略語で
MP5。
最初は
HK54と呼ばれていた。
H&K MP5 種類 特殊部隊向け短機関銃
製造国 ドイツ
設計・製造 ヘッケラー&コッホ社
口径 9mm
銃身長 225mm
ライフリング
使用弾薬 9mmパラベラム弾
装弾数 15・30発
作動方式 クローズドボルト
ローラーロッキング
全長 550mm(ストック展開時700mm)
重量 3.08kg
発射速度 800発/分
銃口初速 400m/s
有効射程 200m
MP5登場の背景
MP5 登場以前の
短機関銃は、携行性と信頼性は高かったものの、命中力が低く、ただ単に「目標を足止めする」目的の
機関銃に過ぎなかった。
しかしこの
MP5は、当時多くの
サブマシンガンで採用されていたオープンボルト方式ではなく、ボルトを閉鎖した状態で発砲するクローズドボルト方式を採用し、
G3ライフルの射撃システムを流用して、H&K社の得意とするローラーロッキングシステムを取り入れた。
このため銃自体の振動が少なく、フルオートマチック(連射)時の射撃が容易となり、命中率は非常に高く、それまでの
サブマシンガンとは一線を画す銃であった。
しかし高性能ゆえに高価で、部品数が多いため、綿密な整備が不可欠となった。
また、泥や砂に弱いことから、戦場などでは信頼性が低いのが難点であり、登場当時の配備は、西ドイツの部隊が中心となり、輸出は少数であった。
その上に拳銃弾を撃つのには大袈裟すぎると言う事で過剰性能と揶揄され、製造当初は必ずしも高い評価はされなかった。
MP5の評価
1977年、ルフトハンザ航空615便が「
黒い九月」を名乗る
ドイツ赤軍と
PFLP の混成グループ4人に
ハイジャックされる事件が発生し、ソマリアのモガティシオ空港で西ドイツの
対テロ部隊(
GSG-9)が
MP5 を携行してボーイング737型機内に突入した。
また、世界で初めて突入の際に
閃光弾を使用し、
テロリスト3名を射殺、1名を逮捕、人質全員を救出した。
これにより
MP5 の知名度が一気に上がった。
過剰性能と判断された評価も「精度を要求される、
特殊部隊用短機関銃」と言う位置付けへ変化、
短機関銃の新しいカテゴリーとなった。
現在
MP5 は度重なる進化により性能を向上。
アメリカ
SWAT、イギリス
SAS、香港
SDU、韓国
KNP-SWAT、日本警察の
特殊急襲部隊・
銃器対策部隊・
成田国際空港警備隊・
特殊捜査班、海上保安庁の
特殊警備隊、
陸上自衛隊の
特殊作戦群、
海上自衛隊の
特別警備隊等、様々な
対テロ部隊に配備されており、世界一有名な
サブマシンガンとなっている。
また、小型版である
MP5K (
クルツ) や、これにアタッシュケースと組み合わせて発砲できる
コッファーと呼ばれる派生型モデルも登場、
シークレットサービス等の警護部隊でも使用されている。
なお、近代の
PDW競争において
FN P90に対抗する為H&K社は
MP7を開発した。
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